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ものつくり大の学生が振り込め詐欺疑似体験ソフトを試作(産経新聞)

 ものつくり大学(埼玉県行田市)の製造技能工芸学科の学生が、振り込め詐欺被害の疑似体験ができるシミュレーションソフトを試作した。14日には実際に高齢者がソフトを体験、「わかりやすい」と評判は上々だった。

 このシミュレーションソフトは、いわゆる「オレオレ詐欺」の電話が自宅にかかってきたと想定、その場で適切と思う対応を選んでいき、振り込め詐欺への対応力が100点満点で採点されるしくみだ。

 ソフトを開始すると、「相手はかすれた声で『もしもし、母さん?』と聞いてきました」という状況がパソコン画面に表示される。そこでの対応として(1)「太郎かい?風邪?」(2)「どちらさまですか?」の2つが提示され、適切と思う方を選ぶ。正解はもちろん(2)だが、こうした選択を通じてゲーム感覚で適切な対応を学ぶことができる。

 埼玉県警は14日、ソフト作製に携わった学生9人に感謝状を贈呈するとともに、県老人クラブ連合会会員約60人を対象に、実際にソフトを活用した防犯研修会をさいたま市内で開催した。

 会員らは慣れないパソコン操作に苦戦しながら振り込め詐欺を疑似体験した。惜しくも80点だった杉戸町の小川トモ子さん(81)は「あわててしまい間違えてしまった。これからもいろいろ参考にして気をつけたい」と振り返った。

 製作に携わったものつくり大3年の佐藤慧さん(20)は「高齢者でもわかりやすいようにシンプルさを心がけた。自分の祖母もひっかりそうになったことがあり、少しでも被害を減らすのに貢献したい」と話した。

 ものつくり大では今後、架空請求や融資保証などの詐欺の手口も疑似体験できるソフトを作製していくという。県警は講習会などでこのソフトを活用、注意を呼びかけていく方針。

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